
Fellows Program
FoundX Fellows Program is a 6-month program for individuals who want to find an idea to pursue.
Fellows Program は「急成長する事業のアイデアを見つける」もしくは「すでにあるアイデアを検証する」ための個人向けプログラムです。主に2年以内の起業を目指している人を対象としています。
応募
Fellows Program は 2 か月に一度、バッチを開始します。現在、2021 年 5 月開始のバッチの参加者を募集しています (2021 年 4 月 10 日締切)。現在、活動はすべてオンラインで実施しています。
応募の前に候補者の皆さんに向けた手紙を是非読んでみてください。私たちがどのようなアイデアや起業家を求めているのかを書いています。
スケジュール
1月開始のバッチは以下のスケジュールです。
- 1⁄8 (金) 19:30
- 1⁄29 (金) 19:30
- 2⁄19 (金) 19:30
3月のバッチのスケジュールは以下です。
- 3⁄12 (金) 19:30
- 4⁄2 (金) 19:30
- 4⁄23 (金) 19:30
コンセプト
Fellows Program は FoundX のプログラムの中で最も初期のフェーズの方々を対象としたプログラムです。
以下の3つのコンセプトをもとに、参加者の皆さんのスタートアップのアイデアを洗練するための支援を行います。
- バッチ制と仲間
- アイデアの探索と検証の高速化のための環境
- エビデンスに基づくプログラム
1. バッチと仲間
Fellows Program はバッチ制のプログラムです。1バッチあたり 10名ほどが「同期」として採択されます。
また参加した段階で「先輩」と言える2つ分のバッチの Fellows がいます。さらに 2 か月ごとに新たなバッチが始まるため、「後輩」の Fellows が 2 度入ってきます。
バッチ制を用いることで、異なるアイデアを追い求める同期が見つかります。同期は今後長く続く道での良い相談相手となってくれるはずです。また先輩は少し先に待ち受ける壁や落とし穴を教えてくれます。後輩に教えることで、自分の学んだことを内省するきっかけになるでしょう。
プログラムはこうしたつながりを作る仕組みを採用しています。こうしたつながりは、見えづらいキャピタルとして今後の冒険の助けになってくれるはずです。
2. アイデアの検証の方法論を学び、実践する
Fellows Program では、アイデアの探索と検証を高速に回すための環境を提供します。Supporters Program などはその一例で、アイデアを思い付いたらすぐに顧客インタビューを行うことで、迅速な検証が可能です。またそうした検証行為自体が新たなアイデアを生み出すきっかけにもなります。
また創業者に話を聞いていると、多くの創業者が誰かと度重なる壁打ちのようなものをして新しいアイデアに辿り着いた話をよく聞きます。通常、そうした相手を見つけることは困難ですが、こうした場所に来ることで、思い付いた段階ですぐに相談に乗ってくれる人を見つけることができます。
Fellows Program では、定期的に集まる機会を設けるほか、サブグループというFellows同士の小さなグループも用意して、皆さんの探索と検証を支援します。
3. エビデンスに基づく教育手法
これまで数多くのスタートアップやプロジェクトを支援してきたノウハウを用いて、良いアイデアに辿り着くための支援を行います。また教育学や行動科学に関する知見を用いて、理論や証拠に基づく教育の手法を実践します。
また定例会などでリズムが強制されることは、アイデアを考えるための定期的な予定を持つことにつながり、あなたのアイデアが前に進むきっかけを作ってくれるはずです。たとえば MOOCs が自分の意志ではあまり続きません。自分の意思に頼らずこうしたプログラムに頼ることも一つの手段のはずなので、活用してください。
応募条件
応募条件は以下の通りです。
- 東京大学・東京大学大学院の卒業生、研究者、元研究者
- 2 年以内にスタートアップ(後述)を始めることを選択肢の一つとして検討している
- アイデアがまだ固まっていないが、プロダクトを作る意思がある(受託開発やコンサルではなくプロダクトを作る)
- 三週間に一度の勉強会への参加ができる(※現在すべてをオンラインで実施しています)
- プログラムへある程度の時間を割くことができる(目安として2ヶ月で100時間ほど)
補足、注意点
- 主に現在、日中に仕事をしつつ、今後スタートアップを始める方々を中心にご応募いただいています。そのため、イベントなどは平日夜を中心に行われます。
- 現役学生はアントレプレナー道場に参加してください。Fellows Program には参加できません。
- 本プログラムではスタートアップの基礎知識について教えることはほとんどありません。もしスタートアップについて学びたい場合は FoundX Online Startup School を受講ください。
- 「スタートアップとはなにか」については下記のスライドを参照ください。
得られるもの
Fellows Program では以下のような支援を無償で提供します。
- 少人数での定例勉強会 (3 週間ごとに1度を予定)
- プロトタイプをデプロイするためのクラウド利用権
その他、以下のようなベネフィットを提供します。
- FoundX ネットワークへのアクセス
- クローズドなフォーラムへの招待
- FoundX が主催するイベントやトレーニングへのアクセスへの招待
これらを活用いただくことにより、参加者の皆さんが早くアイデアに辿り着けるための支援を行います。
もしFellows Programに入らなかった場合
もし Fellows Program がない場合、以下のようなことに時間を費やしてしまうかもしれません。
- 顧客インタビュー相手を見つけることにかかる時間
- アイデアを一人で悩む時間
- スタートアップ初期に必要な知識がないことによるミスから脱却するための時間(資本政策など)
- 会議の場所を探す時間
もしFellows Programに入った場合
もしあなたが Fellows Program に入ったら、以下のような時間の短縮が行えるかもしれません。
- 顧客インタビュー相手を見つけることにかかる時間の短縮
- 最初の顧客獲得までの時間の短縮
- 技術エキスパートを見つけることによる開発時間の短縮
- アイデアを誰かと発散できる時間
- スタートアップにありがちなミスを避けて得られる時間
- 定期的な会合によるアイデア探索のリズム構築
本プログラムに入ったからと言って、必ずしも良いアイデアに辿り着けるわけではありません。しかし本プログラムを経ることで、より良いアイデアに辿り着く可能性を高めることができるはずです。
ビデオでの紹介
Fellows Program についてより詳しく知りたいときは、こちらのビデオも参照してください。
プログラムの流れ
応募からプログラムが終わるまでに何が起こるかを簡単に解説します。
応募
応募フォームから応募していただきます。応募フォームには学歴と職歴の記載をお願いしています。
スクリーニング
応募要件を満たすかどうかのチェックや、応募者多数の場合は書類でのスクリーニングを行います。
面談
面接を実施します。Zoom を使ったオンライン会議がメインです。場合によってはオフラインで実施します。
準備
通過した方々には、利用にあたっての説明書や誓約書をお送りします。また初回の Kickoff ミーティングの案内を送ります。
キックオフ
プログラムのキックオフを行います。プログラムの詳細は本ページの下部をご確認ください。
なお、6か月間のプログラム期間中、定例の勉強会にて以下のようなことを実施していただきます。
- 調査結果の発表
- アイデアと検証結果の発表
- 意見交換
紹介
必要に応じて、FoundX Supporters や、その他の方々と繋いで、アイデアの検証を支援します。
イベント
先輩起業家を呼んでのイベントや、専門家のイベント、トレーニングなど、各種イベントを行います。
マイルストーン
約2か月ごとに進捗を確認させていただき、プログラムを継続するかどうかの協議を行わせていただきます。
また2か月ごとに、次のバッチの Fellows が入ってきます。
卒業
6か月の期間終了またはアイデアが固まった段階で、Fellows Program から卒業いただきます。卒業後は Pre-founders Program か Founders Program にご応募いただくことをお勧めしています。
FoundX Founders Program へご応募いただくことで、個室の利用なども可能になります。
まだ Founders Program に入るための状況になっていない方(共同創業者探し中の方、前職を辞める準備中の方など)は、FoundX Pre-founders Program に応募いただくことで、アイデアを進める準備をしながら、継続的な場所の利用やネットワークへのアクセスが可能になります。
プログラムの内容
Fellows Program は最大6か月のプログラムです。3週間に一度ディナーイベントを開催し、2か月間を一つの単位にして進みます。
勉強会は平日夜 19 時前後から(主に金曜日)、一度あたり2時間弱程度実施する予定です。勉強会では以下のようなことを2か月間で行います。3 回イテレーションを回す中で、アイデアを固めていきます。
0. サーベイ
サーベイを事前に行ってきていただき、それを創業者同士で発表し合います。
1. キックオフ
Kickoff イベントを行います。
2. アイデアの発表
自分のアイデアを持ち寄り、お互いに発表します。また検証の方法の説明や、検証を支援するサポーターを紹介します。
3. アイデアの検証
アイデアの検証結果を持ち寄り、創業者同士での意見交換をします。また十分に大きなアイデアになるかどうかをお互い話し合います。
次のバッチへ
次回のバッチに移ります。またここから次のバッチの参加者も合流します。
Case
後日追記します。
FAQ
1バッチあたり何名ぐらいの参加者がいますか?
10 名程度と想定しています。3バッチが並行して走るため、月次勉強会には 20-30 名前後が参加する予定です。
チームで参加できますか?
いいえ、できません。Fellows Program は個人を対象としたプログラムです。全員が個別でご応募ください。ただし、全員が加入できるとは限りません。
チームでの応募は、Founders Program もしくは Pre-Founders Program へご応募ください。
遠方に住んでいます。オンラインでの参加は可能ですか?
3, 4 週間に一度ある定例勉強会への出席のみが条件です。その他の活動はオンラインでも活動可能です。
ただしその他のタイミングでも、できるだけ場所に来ることをお勧めしています。
※2020年8月20日 追記:現在はプログラムをすべてオンラインにて開催しています。
義務はありますか?
定例勉強会への出席が条件です。ただしある程度の分量の課題をお願いすることがあります。
社内起業のアイデア創出のために参加することはできますか?
いいえ、独立起業の方を対象としています。
どんなサポーターがいますか?
各種業界の専門家、士業の方、Founders Program卒業生などが登録しています。Supporters は主に東京大学の卒業生を中心に構成されています。
詳細は Supporters ページをご覧ください。
途中でドロップアウトしたときにペナルティはありますか?
いいえ、特にありません。
すでにアイデアは決まっていますが、出資を受けるモデルではありません。Fellows Program に参加可能ですか?
もしアイデアの検証をすすめていない方は Fellows Program への参加をおすすめします。
アイデアの検証を行っている場合、Pre-Founders Program や Founders Program への参加をおすすめします。
どのプログラムに参加すべきか気になる方はContact formからスタッフまで一度ご相談ください。
このプログラムに複数回参加することは可能ですか?
はい、可能です。途中でドロップアウトした後でも再度応募いただけます。
ただし、再度面接などを実施させていただきます。
このプログラムでは共同創業者を探すのを手伝ってもらえますか?
いいえ。本プログラムは仲間探しのプログラムではありません。同じバッチから仲間が見つかることがあるかもしれませんが、共同創業者はもっと長年知っている相手から選ぶことをお勧めしています。
プロトタイプを作れません。エンジニアを紹介してもらえますか?
いいえ。エンジニアの紹介はできません。ですが、エンジニアがいなくてもプロトタイプを作れるようなツールやサービスなどを紹介させていただきます。
参加に費用はかかりますか?
いいえ。プログラムは無償で提供されます。
プログラムが終了したあとは、どうなりますか?
すべてのサービスが利用停止となります。スペースの利用もできなくなります。
もし引き続きサービスを利用をしたい場合は Pre-Founders Program か Founders Program にご応募ください。連続して Fellows Program に入ることはできません。ただしバッチを開けて再度応募いただくことは可能です。
このプログラムで見つけたアイデアで起業することになった場合、FoundXに何か権利が発生しますか?
いいえ。FoundX 側に権利が発生することはありません。
ただし起業のアイデアの元となっている技術シーズの知財が東京大学やその他の組織に属する場合は、その組織の知財に従います。
異なるバッチであれば何度も応募できますか?
はい、異なるバッチであれば何度でも応募可能です。ただし毎回ご応募いただく必要があります。
不採択となった理由を教えてくれますか?
いいえ、申し訳ありませんが、不採択の理由についてフィードバックすることはできません。