SpesDen(現 Okke)

SpesDen 久保山 皓平様 (Founders Program)

March 29, 2021

現在の事業について簡単に教えてください

我々は、これからを生きる全ての生徒に、能動的に学べる平等な機会を提供するべく、先生・生徒向けのサービスを提供しています。
具体的には学びのための検索システムを作っており、現時点では、役に立つ授業動画を単元・レベル別に検索できる「okedou」、動画を見ながら用語を確認できる「okedic」、オススメ動画や学び方がわかる「okenavi」を高校生に展開しています。

初期にあった困難はどのようなものでしたか、またそれをどのように克服しましたか?

年齢的に知り合いの兄弟にも高校生がおらず、プロトタイプを作る前後に、インタビューできる生徒がなかなか見つかりませんでした。高校生が集まる場に突撃するしかないかな〜と考えていた中、FoundXのスタッフの方々やサポーターの方々にご協力頂き、紹介で少しずつネットワークを広げていくことができたので、とても助かりました。

日本では雇用の安定性が非常に高く評価されているように思います。フルタイムの仕事を辞めて起業家になるというのは、大きなリスクと捉えられていたのでしょうか?

個人的には、死ぬときに自分の人生に対して後悔が残っていることが最大のリスクだと捉えています。雇用の安定性を失うのは、確かに現在の社会的にはリスクなのかもしれませんが、近い将来リスクとして残り続けているとはあまり思えません。金銭的なリスクは一定程度回避することが必要ですが、自分がどういうことをしたいかを重視するのも大事かと思います。

FoundXで起業することの長所と短所は何ですか?

FoundXに所属させて頂いたことで得られたものとして、ここでは2つ挙げたいと思います。
1つ目は、チーム間の相互作用です。毎週他のチームのアップデートを聞くことで「よし、自分たちも頑張ろう!」という気になりますし、また自分たちのチームからもアップデートを共有することで、いい振り返りの機会にもなります。こう聞くと多大な時間が取られそうですが、FoundXはチームの時間を多く取らないよう配慮して下さっていたのが、とても有難かったです。
2つ目は、ビジネス面での具体的なサポートが得られたことです。上でも述べましたがインタビュー相手の紹介や、専門外の法務・税務などのアドバイスも十分かつ迅速に受けることができたので、本来集中すべきユーザーやサービス周りに集中することができて、大変助かりました。
短所としては、しいてあげるとすると、所属できる期間が決まっているため、FoundXに登記を行うと結局移す必要があり、その事務作業が発生する点です。ただこの点は、どのインキュベーターでも共通することだと思います。

初期のファウンダーへのアドバイスは何ですか?

本当に色々なサポートが受けられるので、何か困ったことがあれば、とりあえず気軽にスタッフの方と話してみることをオススメします。
また、いろんなチームがいて業種やビジネスモデルもさまざまで、とても面白く刺激的なプログラムなのですが、一方で、振り回されず、自分たちの目的に照らして必要な情報を取捨選択していくのも大事かと思います。

FoundX についてのコメントをお願いします

他のインキュベーターに入っていたことはないので比較はできませんが、思いつく限りでは最高の環境だと思います。応募条件さえ満たせば、スタートアップとして応募しない手はないです!もう1回入りたいです。

SpesDen について

SpesDen は、FoundX の Founders Program に 2020 年 7 月から 2021 年 3 月まで在籍しました。
SpesDen に関する情報はオフィシャルウェブサイトをご覧ください。