株式会社Strobo 業天亮人様 (2015年学士卒)

現在の所属と肩書

株式会社Strobo 代表取締役

卒業(修了)した学部(研究科)・学科(専攻)・年

東京大学工学部精密工学科 (2015年卒)

現在の事業について簡単に教えてください

家庭向けのIoT製品を開発しています。
「leafee (リーフィー)」というインターネット連動のセンサーとスマホを使ったホームセキュリティサービスを提供しています。 防犯対策という誰しもが持つニーズに対して、2-3%にとどまるホームセキュリティの普及率の拡大を目指しています。

起業のアイデアに至るまでのエピソードを簡単に教えてください

妻から窓の開けっ放しにしたまま外出していたことを怒られたことです。 私自身は防犯意識がもともと低く、窓を開けっ放しで家に出ることが多く、妻からLINEで怒られました。 これがきっかけで防犯に興味を持ち、自分たちの持つセンサーネットワークの技術で多くの人が持つ課題を解決できる、と思ったことがleafeeの誕生のきっかけになりました。

起業後、現在の主力アイデアに至るまでの変遷やピボットのエピソードがあれば簡単に教えてください

もともとは、自社製品を持たず、メーカーのIoT製品の開発支援をしていました。 その中でも、スマホ・インターネット連動のセンサーの技術に集中しており、家具メーカーと提携して姿勢が見える化できるスマートオフィスチェアや、眠りが見える化されるスマートベッドなどを開発していました。
そうした協業の中で開発したセンサーネットワークの技術を使ってleafeeが生まれました。

起業前や起業後で参考になった/今も参考にしている書籍・情報源・記事などがあれば教えてください

  • リーンスタートアップ
  • 起業・経営経験のある先輩方とのお茶

将来の東大卒業生起業家に向けて、応援のメッセージをお願いします

2社、家電ベンチャーを起業してきました。 1社目を起業したときは、つくりたいプロダクトのビジョンしかなく、プログラミングすらできませんでした。
「今からプログラミングしてもしかたないよ」、「起業なんてできないよ」、「ハードウェアを作るなんて無理だよ」。
たくさんの「できない」という否定がありました。 結果的には、そうした数々の「できない」と言われたことは一つ一つ解決されていきました。 また、一つ一つ乗り越えるたびに応援してくれる方も増えていきました。
モノをつくる、モノを売る、作って売るための仲間やお金などのリソースを集める。 すべてを起業するときからできる人はいないと思います。 最初は、とてもできないと思っていた数々のことも一つ一つ乗り越えることでいつの間にか、最初にとてもできないと思っていたことを成し遂げている人たちが多いと思います。
どうしても実現したい未来があれば、きっと様々なハードルは越えられると思うので、是非一歩前に進んでチャレンジしてほしいです。

プロフィール

静岡県立浜松北高校 -> 東大工学部 -> 株式会社Pluto 起業・代表取締役(在学時) -> 株式会社Strobo 起業 (在学時)