増井公祐 ジェリクル株式会社 代表取締役 CEO (2010年院卒)

May 21, 2020

現在の所属と肩書

ジェリクル株式会社 代表取締役 CEO

卒業(修了)した学部(研究科)・学科(専攻)・年

工学系研究科バイオエンジニアリング専攻 2010年修了

現在の事業について簡単に教えてください

東京大学の酒井崇匡教授が開発したTetra-PEGgelを医療機器・再生医療の領域に用いることにより、医療業界に革命を起こそうとしています。我々の持つゲルは生体適合性が高く、物性の制御が自由自在のなので、今まで医療業界での実用化が難しかった技術を実現し、Gel Medicineという概念を生み出しています。

より具体的には下肢静脈瘤や止血剤などの患者のペインが大きい領域の新規技術の開発や社会実装を自ら行うことで、多くの患者さんを救っていきます。

起業のアイデアに至るまでのエピソードを簡単に教えてください

私自身が世界一周中に強盗に拉致監禁され、殺されそうになったことで、人生を深く考え直す機会が得られました。偶然にも拾うことができたこの生命は全て社会貢献に使おうと決意し、日本に帰国後、一番の社会貢献に繋がり、人がやりたがらない領域はどこかを考えました。それがバイオベンチャーでした。偶然にも私が昔研究していたシーズが再生医療界に革新を起こせる可能性があると先生とのディスカッションで気づき、起業を決意しました。

共同創業者とどのように出会い、なぜ共同創業をすることになったのかを教えてください

CSOの酒井先生は元々の私の恩師であり、この技術のシーズホルダーです。 COOの成田は元々東大TLOのエースであり、我々のビジネスには特許の専門家が必要不可欠であるため、時間をかけて口説き落とし、TLOの山本社長に直接交渉に行って、引き抜きました。

将来の東大卒業生起業家に向けて、応援のメッセージをお願いします

ここに書けないことは多いですが、私の人生は人と比べると順風満帆ではなく、トラブル続きで波乱万丈な人生を送ってきています。しかし、自らの決断に反省こそあれ、後悔したことは一度もありません。つまりは自分の中では納得のできる決断ができていたと言うことです。

今から10年後、今の自分を振り返ったときにあなたが納得するのは「起業している自分」ですか?「起業していない自分」ですか?それが前者であれば一歩踏み出しましょう。きっとそれがあなたの人生最良の意思決定になりますよ。

プロフィール

シリアルアントレプレナー。東京大学大学院修了。在学中は再生医療やDDSの研究に従事。レバレジーズ株式会社に就職し、5年で事業部長やマーケティング統括をし、20億円から100億円まで成長を牽引。2015年にIT系スタートアップを創業。世界一周を経て、世界の現状を目の当たりにし、帰国後の2018年ジェリクル株式会社を創業。


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