フレセッツ株式会社 日向理彦様 (2012年修士卒)

現在の所属と肩書

フレセッツ株式会社 代表取締役

卒業(修了)した学部(研究科)・学科(専攻)・年

理学部物理学科(2010年)・総合文化研究科(2012年)

現在の事業について簡単に教えてください

暗号資産(仮想通貨)の事業者向けウォレットソリューションの提供を行っております。

起業のアイデアに至るまでのエピソードを簡単に教えてください

「暗号資産の取引所を始めたいが、ウォレットシステムが作れなくて困っている」旨の相談を複数の会社から受けコンサルなどをしていましたが、1社ずつコンサルや開発を行うのは業界全体から見てもとても非効率なので、それであれば業界標準のウォレットソリューションを作って各社に提供すればいいのではないか?と思い、この事業をスタートしました。

起業後、現在の主力アイデアに至るまでの変遷やピボットのエピソードがあれば簡単に教えてください

まだ創業2年少しでありピボットはしていませんが、金融庁による厳しい規制や市場環境の低迷により新規参入される企業がかなり減ってしまったため、国外をターゲットにしたり、ウォレット事業以外の暗号資産(仮想通貨)サービスも行っております。

共同創業者とどのように出会い、なぜ共同創業をすることになったのかを教えてください

フレセッツ株式会社を設立する前からやっていた会社でインターンとして手伝ってくれていた学生から、大学にブロックチェーンに興味のある教授がいる、ということで紹介してもらったのが出会いになります。

起業前や起業後で参考になった/今も参考にしている書籍・情報源・記事などがあれば教えてください

起業のファイナンス

将来の東大卒業生起業家に向けて、応援のメッセージをお願いします

東大で学ぶことは実践からは程遠いものも多いと思いますが、知識を幅広く持つことは将来必ずどこかで役に立つ場面があります。東大でしか学べない知識を一生懸命身につけ、成功できるように頑張ってください!

プロフィール

2014年1月に開始された国内初のオルトコインである「Monacoin」の取引所の開発・運営を皮切りに、採掘プール、ウォレットなど、様々なサービスの設計・開発を行う。その後事業の拡大に伴い合同会社ジャノムを創業し、暗号通貨を中心とした技術コンサルティング、システム開発、技術提供に従事する。
東京大学理学部物理学科で学士号、同総合文化研究科で修士号を取得。